目次
もし万が一ありえないようなブラック企業に就職してしまったら、それに太刀打ちできるだけの体力と気力を持ち合わせていて、そこをバネにいつか独立できたり、自分にとってプラスとなるような未来が見えるのであれば踏ん張って頑張るべきだと思います。
しかし、体調を壊してしまってやる気を失くしてしまったり鬱になってしまったりするのであれば即刻逃げるべきだと思います。
残念ながら、人間を使い捨てる会社はあります。駒としか考えていない会社経営者もいます。
ずっと子供の頃から「やると言ったことを簡単にやめることはいけない事」だと教わって大人になりましたよね。
それは従順に指示に従わせるためであったりもします。その方が会社では使いやすい人間だから。
会社を辞めるなんて、なんて情けない人間だと刷り込みをされながら大人になってきました。
しかし、そうやって無理をして会社に残って私の知っている人は統合失調症になってしまいました。
酷い職場だったのに、辞めるなんて情けないと無理をしたばっかりに。
この会社おかしいなと思ったら、もう無理だと思ったら、ためらわず誰にも相談せずとも辞めて大丈夫。
下手に親や周りの人に相談をしてしまって、「もう少し頑張りなさい」なんて状況を知らない人に言われでもしたら、罪悪感で辞められなくなってしまいます。
その後の事なんて、後から考えればいいので今はその会社から逃げ出すべきです。
うつ病を患ってしまうと最後には命を絶ってしまうという人だっています。そうはなって欲しくないのです。
私自身もとんでもない会社に就職してしまったり、人間関係の歪な会社に勤めてしまったりして体調を壊すことが多い人生でしたし、消えてしまいたいと思ったことも正直何度かありました。
仕事の意義を見出せず、周りとも上手くコミュニケーションが取れないような職場では通勤時にこのまま車ごと大破したらいっそ楽になるのではないかと考えたりもしていました。
やばいですよね。それって。
やりがいのない仕事に輪を掛けて起こる職場の人間同士の訳の分からない足の引っ張り合いが日常的に行われるような会社は、細かいことは気にしない、他人のことは関係ない、といった人間にとっては取るに足らない問題だったりします。
しかし、深く洞察してしまったり、自分が悪いわけではないのにどうしても罪悪感を抱きやすいタイプの人間にとって、そういう職場は非常に居心地が悪く、ともすると自分自身が揉め事の標的にされてしまったりするものです。
それで体調を壊して、会社に行くこと以前に生きていたくないと思うようになってしまっては何のために働いているのでしょうか?
会社を辞めることで生活費が捻出できないとなってしまったときには最悪、生活保護を受けることだってできるし、今の生活水準を下げて頑張り過ぎない働き方を選んだっていいのです。
こんな生活を送るなんてみっともない!と変なプライドばかり高く持ち続けることを今すぐやめて、自分にできる範囲内で生活をしていけばいいのです。
それは適当にやればいいやと開き直ったり、腐ったりするということではなく向上心や努力は必要ですが、自分に合わない環境で身体や心を壊してまでブラックな会社にしがみつく必要があるのかということなのです。
私は身体や心を壊してまでその会社に居続ける必要はないと思います。
本当にもう限界だと思ったら潔く辞めて、次の会社を探した方が心の安定を図ることができます。
私自身は何でも器用にこなすタイプではないし、仕事に対して突出したスキルがあるわけではありません。
ただ、どこに勤めても一生懸命に働いてきたことは事実です。
真面目にやってきました。けれども細かすぎる性格が故に人間関係のつまずきが段々と年を追うごとに付きまとうようになり、苦しんできました。
そうした出来事を踏まえて、何が私には出来るんだろうか?と考えたときに「ネットで仕事をする」というスタイルに落ち着いてきたのです。
現在はネットショップ運営とブログ執筆、クラウドソーシングという三足のわらじを履いて試行錯誤の日々を過ごしています。
在宅ワークに切り替えたことで、心の安定を得ることができました。
自分の性格を考えたときに、職人のような一人で打ち込める仕事だったらきっと長く続けてこれただろうなと今は思います。
早くそのことに気が付いて働き方をシフトできていたら…と思うこともありますが、今までの辛い経験も色々な会社で学んだこともひっくるめて今の自分があるので、今はこの働き方が私には向いているのだろうと考えています。
ブラック企業に誤って入社してしまったことに気が付いた場合は、ある程度まで頑張ってみて、もし命の危険を感じたのであれば思い切って辞めて、自分に合う仕事を探してください。
上司が理解のある人だったり、周りの同僚に恵まれていたりする場合は多少の無理はしてもいいかもしれません。
楽な仕事って実はないので、人間関係に恵まれている場合は焦って辞めるより様子を見た方がいい場合もあります。
しかし、上司が全く相談にのってくれないような職場だったり、そもそも上司こそが諸悪の根源だったりした場合には辞めて次を探してください。
自分の身体や心が一番大事だと筆者は考えます。