前回、娘に頼まれてソフィアのドレスを作って以来、スカートドレスの魅力にすっかりハマってしまった筆者ですが、今回はよりギャザーの多いスカートを使ってピンク色のドレスを作ってみたいと思います。
「ソフィアのスカートドレスを作ってみた」
「ソフィアのスカートドレスを改良してみた」
↑前回までのお話やスカートドレスの作り方はこちらをどうぞ!
今回のドレスにはスカートがめくれてもパンツが見えないように、ドレスの下にインナーパンツを付けて作ります。なので、若干生地を多めに用意しなければいけません。
それではさっそく作っていきたいと思います。
・生地…110cm幅×120cm
・チュール…92cm幅×140cm
・ゴム2.5cm幅…50cmほど適度な長さで(お子さんのウエストに合わせて)
・待ち針
・ハサミ
・チャコペン
・ものさし
・安全ピン
1.まず、生地を切り出します。ちなみに今回はベルト部分を後で縫い付けるので、スカートの上の部分のの縫い代は1cmで作っています。
サイズ的には78×38cmのスカート本体にそれぞれ裾が3.5cm、両端が1.5cm、上部が1cmの縫い代を付けてカットしました。
(ちょっとピントが合いませんでした)
インナーパンツは下に掲載している「子供服ソーイングLESSON BOOK」を参照に切り出してみてくださいね。
ベルト部分はインナーパンツのサイズに合わせて78×8cmで切り出しています。
ここはそれぞれのインナーパンツに合わせて調整してください。(両端の縫い代それぞれ1cmの分も入っています。)
2.チュールも今回長めに使っています。(今回は40cmにしてみました)スカートの裾から1cmほど出るサイズにカットして両端を縫い合わせて使います。
92cm幅をフルに使って40cmで2枚切り出し縫い合わせています。
3.まずインナーパンツを縫います。股上から縫い合わせ、次に縫い代にジグザグミシンをかけたら股下を縫い合わせます。
縫い代がそれぞれ重ならないように片側に倒して縫い合わせるとごわつかずにきれいな仕上がりになります。
4.インナーパンツを縫の裾を縫います。このとき表に返して裾を内側から縫うと縫いやすいです。
5.スカート本体の両脇をそれぞれ縫い合わせて、縫い代の片側を5mmでカットしたら、反対側の1.5cmの縫い代で包んでミシンをかけます。
こうすることでジグザグミシンをかけて始末するよりも見た目もきれいですし、ほつれることがないので洗濯のときに安心です。
6.それが終わったらスカートの裾を三つ折りにして縫います。はじめにアイロンをかけておくと簡単に縫えますよ!
7.次に目の粗いステッチをスカート上部5~6mm辺りのところにかけてスカートにギャザーを寄せます。
上糸かしたいとのどちらかの糸を引くとギャザーが寄るのでインナーパンツと同じサイズまで縮めます。
その後、中にインナーパンツを入れてやはり縁から5~6mmのところで縫い合わせます。全て縫い合わせるとこんな感じになります。
8.チュールも同じようにギャザーを寄せながらスカートに縫い付けます。今回はミシンをかけずに待ち針のみで縫い付けました。
9.チュールまで付け終えたら、次はベルト部分を作ります。
端を中表に重ねて上は1cmだけ、残りは半分の4cm分を縫い合わせます。
縫い合わせなかった部分がゴム通し口になります。
10.スカート本体にベルト部分を縫い合わせます。
今回は半分に折り曲げてそのまま縫い付けることにします。この方が早いですね!
折るときは縫い代を内側に入れて表が外に向くようにして縫い付けてください。
ゴム通し口の部分が見えるように重ねて待ち針などで留めて縫い合わせます。
縫い終わったら、縫い代がほつれないようにジグザグミシンをかけてください。
11.ゴムに安全ピンをこのように付けてゴムを通していきます。
12.最後にゴムを縫い合わせたら完成です!
13.今回はさらにバラを付けてかわいくしよう!ということで、残ったチュールをクルクルと丸めて中央をジグザグミシンで縫い止めて大小の大きさの違うバラを2つ作ってみました。
これをスカートに縫い止めて、どうでしょうか?かわいく仕上がったでしょうか?
コツはベルトのゴム通し口の部分を前後逆に縫い付けない事です。通し口が内側に来るように生地をスカートの上に重ねてくださいね。
それから、ギャザーを寄せて縫い合わせるときにギャザーが全体的に均一になるように調整しましょう。
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今回お世話になった型紙はこちらの本に付いています。
作り方も詳しく説明が載っているので初心者さんでも簡単にきれいな子供服が作れると思います。かなりおすすめです!
華やかで大ぶりのものを作るのって楽しいですね!いつも細かい仕事をしているので、スカートドレス作りはクセになりそうです!
また、あらたなスカートドレスが出来上がったらご紹介しますね。ぜひみなさんも作ってみてください!