くるみボタンにビーズ刺繍を刺せばおしゃれなアクセサリーを作ることできるんです。
ヘアアクセサリーにしたり、ブローチにしたりできるほか、パーツとして二次的に使用する用途も色々とあるので作ってみるといろんなことに生かせて楽しいです。
くるみボタンにビーズ刺繍を刺す場合はビーズ自体に厚みがあるため、こぎん刺しのくるみボタンのようにあらかじめ生地に刺しておけないので後から刺すことになります。
そのため、なるべく柔らかい生地を使ってくるみボタンを作っておくと後々の作業のためにはいいんですね。
私はフェルトがおすすめですが、作りたいものがフェルトの印象とは違う場合は麻の生地や綿でもやや厚みのある柔らかい生地だったら大丈夫です。
くるみボタンに刺繍をする際のビーズはパールが使われることが多いです。華やかで高級感が出るからでしょう。縫い付けるパーツの種類をざっと上げてみると…
この辺が主流です。
ビーズ刺繍のタイプには大きく分けて2つあると思います。
・整列させて…きれいに並べて整列させて刺していくタイプで凛とした美しさを感じます。
・ランダムに…ランダムに散りばめたり、固まりを作って空間に配置したりするタイプです。センスが光る作品になると思います。
この2つですね。
整列させて刺していくビーズ刺繍はどの順番でビーズを並べるかがポイントです。円状に並べるのか、直線的に並べるのかで印象は随分違います。
ランダムに刺すことは意外と難しく、ビーズをどこに配置するかで作品の出来にかなり差が出ます。センスが問われるわけですね。
ビーズの組み合わせ方も重要で、同じものばかり使ってのっぺりとした印象にならないように心掛けると良いです。大きさ質感などを使い分けて上手く組み合わせてみましょう。
それではくるみボタンに刺繍を刺してみましょう。今回はランダムに挑戦してみようと思います。
1.まずフェルトでくるみボタンを作ります。フェルトでくるみボタンを作るときは型紙のサイズより少し小さめで切り取った方が納まりがいいようです。
2.試し置きをしてみます。どこにどのようにビーズを配置するかあらかじめ試し置きをしておいた方がイメージがつかみやすいです。
3.大きなパーツから刺していきます。刺し方としてはビーズを通したらビーズのサイズ分だけ間をあけて針を戻す、というのが基本です。
厚みのある大きなビーズやパール類はしっかりと固定しないと動いてしまうので、2重に刺したり、穴から出ている糸にボタン付けのときのように糸を巻き付けて動かないようにする方法があります。
4.かなりごてごてな仕上がりとなりましたー。始めの玉結びもそうですが、玉止めした箇所も刺したビーズの下に隠して見えないように処理するときれいです。
100均のくるみボタンのキットはフェルトを薄手の物にしたほうが作りやすいです。ビジューやパールは穴が大きいので2重に留め付けると動かなくていいと思います。小さなパールやシードビーズをいくつか糸に通してから巻き付けても面白いものができます。
針は細くて長いものの方が使いやすいでしょう。
(ここではやや細めの短い針を使っているので、初めてビーズ刺繍をする人はビーズ用の針を購入した方が間違いがないです。普通の縫い針だとときどきビーズの穴に通らなかったりします。)
今回はかなりこれでもかといろんなものを刺してしまいましたが、もう少しシンプルにしてあげると仕上がりがもっといいのではないかと思います。筆者も、もう一度トライしてみるつもりです。皆さんもぜひ、ビーズ刺繍のくるみボタンを作ってみてください!