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ショルダーバッグのひもを作るには3つの金具が必要になってきます。
ひもをカンに通して縫い止めるときに、縫い合わせる場所や向きを間違えないように注意しましょう。
取り外しの必要がないショルダーバッグを作るときには、Dカンの代わりに角カンを使ってそこにそれぞれひもを縫い付けて作ることもできます。ナスカンを使わない分、シンプルでスッキリとした見た目のショルダーバッグのひもに仕上がります。
前回作ったクラッチバッグがなんだか大きすぎて、形も正方形で折って使うには生地が厚いのもあり使い勝手が悪かったので、さらにショルダーバッグにリメイクすることにしました。
それではリメイクと合わせて、ショルダーバッグのひもの作り方をご紹介していきますね。
1.まずバッグ本体にDカンを取り付けるための準備をします。革をDカンのサイズに合わせて長方形に切り出し、2つ折りして穴あけポンチでバッグ本体に留め付けるための穴をあけます。端には菱目打ちを使って縫い付けるための穴もあけておきましょう。
2.1で作った革のパーツにDカンを挟んでバッグ本体に縫い付けます。両側2カ所に縫い付けてください。
3.縫い付け終わったらポンチを使ってバッグ本体にも穴をあけ、カシメ金具を取り付けます。
4.ここから肩ひも作りになります。まず、移動カンの中央の金具にひもを通して端を縫い合わせます。好みでカシメ金具を取り付けます。縫い合わせるだけでもOKです。
5.縫い終わったら、ナスカンを1つ通します。通す向きに注意してください。正面に対して外側にフックが向くように通してください。
6.次に移動カンにひもを通します。
7.残りのナスカンにひもの端を縫い付けます。このときも、ひもを通す向き、縫い合わせる向きを注意してください。ひもの切り目が内側に向くように縫い合わせましょう。好みでカシメ金具も取り付けます。
8.これでショルダーバッグのひもの完成です。ナスカンのフックを2で取り付けたDカンに引っ掛けて使います。
※今回はひもが2重になる部分が多いデザインにしましたが、ひもをもう少し短くして重なる部分を少なく作ることもできます。
カシメ金具を取り付けるときは穴あけポンチを穴をあけたい場所にのせて、その上からハンマーで叩いてあけてください。
その後、カシメ金具の表側と裏側とを差し込んで専用のアールの付いた台座にのせ、裏側から叩いて取り付けます。
ポンチの大きさはカシメ金具がちょうど差し込める大きさにしてください。穴が大きすぎると上手く取り付けられませんので注意してください。
できるだけ分かりやすく書いてみましたが、いかがだったでしょうか。ショルダーバッグのひもも意外と簡単に作れますので、ぜひリメイクを楽しんでみてください。