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HSPさんは職を転々としがちです。それは人間関係に躓くことが多いからです。
自分の責任と考えがちで揉めてる現場なんかに配属されればその影響をもろに受けてしまいますからね。
私が思うHSPさんに向いている仕事は一人で出来る仕事です。
職人だったり、作家だったり一人で創作、製作する仕事はHSPさんにはぴったりだと思います。
HSPさんは感受性が強い傾向があるので、そうした分野で才能があればそこを伸ばして仕事に結び付けていければいいのではないかと考えます。
ただ弟子入りしたり工房に就職したりすれば、はじめは厳し修業期間があるかもしれませんが、技術が身につけばHSPでなければでいない納得のいく仕事ができるようになるんじゃないでしょうか。
男性や腕っぷし、体力に自信がある方はトラックの運転手などの配送業や、女性でも今増えている宅配ドライバーや警備関係の仕事、交通整理など、人と一日中関わっていないのでHSPさんにとっては気持ちが人に左右されず過ごすことができます。
もう一つの向いていると思う仕事は仲間がその職場にいるという環境での仕事です。
まぁ信頼ができる人間がいる職場はどこでも皆上手くやっていけるでしょうが、HSPさんにはこの感覚はとても重要なんじゃないかなと思います。
何考えてるか分からない人ばかりの職場環境はHSPさんには負担が大きすぎて鬱やパニック障害を発症する確率が高いです。
たとえ残業が多くて、休日出勤もかなりある…という職場でも、HSPさんにとっては仲間がいたり、仕事自体にやり甲斐や自分の人生に対して意味があるように思える仕事であれば、他の楽そうに見える職場よりも向いていることがあります。
たくさん色々な職場を渡り歩いた私からすると、クリエイティブ系の仕事がHSPさんには向いているように思います。
アート系やクリエイティブ系の仕事って一見華やかに見えますが、実は締め切りに追われたり、残業続きだったりで結構大変な職場です。
今はだいぶ世の中が変わってきて改善されているかもしれませんが、でもHSPさんにとっては黙々と一人で取り組めたり周りの同僚達もHSPの気質を持った人たちが集まっていることが多いので、職場で楽に過ごせるのがいいのです。仕事は大変ですけれどね。
HSPの私が最後にたどり着いたのはハンドメイド作家でした。
何が自分にとって合っているのかは若いころには全く分からなかったし、”自分の出来ること”の方が”したいこと”よりも大事なんだなとあらためて20年、時が経ってみて思います。
はじめから勝負かけて、自分のやりたいことができることと合致していて成功している人もいるでしょうけどね。
それでも、やっぱり皆の見てない所で努力をしてるんだと思います。そういう楽勝そうに過ごしてる人でも必ず。
自分に懸けて生きてみる!っていっても何も知らないままの人間が大成することはないんです。
やっぱり皆んな地道な勉強・努力をしてるんですよね。学生の頃の私に言ってあげたいです。
HSPさんは些細なことで悩みをたくさん抱えてしまうかもしれませんが、学生時代の過ごし方から始まって、もしそこで道を誤ったなと気が付いたとしたら、20代になってからでも30代になってからでも40代になってからでも人生は変えられます。
悩みの渦中にいる方に頑張ってもらいたいです。