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庭を土のままにしていると雑草だらけになってしまって、草取りが大変ですが、コンクリートで覆ってしまうのもなんだか殺風景で寂しいですよね。そんなときには植物でグランドカバーをするのがおすすめです。
一昔前まではグランドカバーに使われていたのはもっぱら芝生が一般的でしたが、現在ではさまざなま植物が使われています。芝生は刈りこむ必要がありましたが、低く這うように育つ植物に置き換えれば手入れの必要が格段に少なくなります。
放っておいても自然に育ってくれ、踏んでも枯れない繁殖力の強いものがグランドカバーには向いています。また、花壇内のグランドカバーであれば多少背が高く育ってもそれが花壇に馴染んでいればOKですが、庭に広く敷くためのグランドカバーとなると丈が低いものがベストです。
それではグランドカバーになる植物をご紹介します。見た目もスタイリッシュなグランドカバーで楽してきれいを手に入れましょう。
イワダレイソウを改良して作られたのがグランドカバーとして今注目を集めているクラピアです。刈り込みの必要もなく、多少の踏みつけにも耐えてくれるので庭のグランドカバーとして採用する人が増えています。美しいグリーンに白やピンクの小さく可愛い花を咲かせます。
ダイコンドラともいい、我が家にはシルバー・フォールズという品種が植わっています。放っておいてもどんどん繁殖します。その名の通りシルバー色の葉がなんとも美しく庭を華やかにしてくれます。やや踏みつけには弱いので、植える場所は考えた方が良いです。
丈夫で育てやすく、丸い葉型が愛らしいリシマキアもグランドカバーとしてよく使われます。黄緑色の鮮やかな葉が特徴のオーレアが人気があります。踏みつけにはやや弱いです。
雑草なみの繁殖力で踏まれても強いクローバは放っておくとあっという間に広がってしまいます。シロツメクサの品種改良をしたティントシリーズのティントパープルやナイトがおしゃれでおすすめです。
ミントの中でもほふく性の強いペニーロイヤルがおすすめです。踏んだときにほのかにいい香りが広がるのもいいですね。ミントは非常に繁殖力が旺盛なのですぐに育って地面を覆ってくれます。
日本庭園によく使われているリュウノヒゲの中でも緑色のタマリュウ(玉竜)は丈が短くグランドカバーとしても使えます。ハクリュウ(白竜)やコクリュウ(黒竜)などは色がきれいですが、丈が高くなるので花壇などには向いていますが庭に植えるのには不向きです。
もし雑草が生えている場所にグランドカバー植物を植えたい場合は、草取りをしても雑草の種が土の中に植わってしまっている可能性があるので、一度土を天地返しをしてから植えてあげるといいですよ。お手入れの楽なグランドカバー植物はおすすめです。ぜひ試しに植えてみてくださいね。