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コスモスとは?

コスモスとは「秋桜」という和名が付いているほど、秋を代表する花と言えます。コスモス畑に揺れる花を見ると今年も秋がやってきたなと感じますよね。

日本でよく見られるコスモスはコスモス・ビピンナタスと呼ばれる種類で、メキシコが原産地になります。

コスモスは夏に種を蒔き日が短くなると花を咲かせるのが一般的でしたが、現在では夏咲きのものや、早生品種のものなどもあるので早い時期から楽しむこともできます。
とはいえ個人的にはコスモスはやっぱり秋に楽しみたいです。

コスモスの種類

コスモス・センセーション

アメリカで品種改良されたコスモスで、赤やピンク、白の花を付けます。他には花びらの大きなソナタや花びらが筒状になったシーシェルなどがあります。

イエローキャンパス

イエローキャンパスもコスモス・ビピンナタスの一種で柔らかい色あいの薄黄色の花を咲かせます。花付きが良く丈夫なので手間もかからず長く楽しめます。

キバナコスモス

キバナコスモスはコスモス・スルフレウスの一種で薄い黄色の花びらが特徴的な可憐な色のコスモスです。今までピンク色が主流だったコスモス・ビピンナタスの中で始めて生み出された黄色系のコスモスになります。

チョコレートコスモス

チョコレートコスモスは学名をコスモス・アトロサンギネウスと言い、チョコレートな色が楽しめるとともにチョコレートに似た甘い香りがするのが特徴です。やや他のコスモスに比べて育てにくいですが、キバナコスモスと交配させた品種は比較的育てやすいです。

コスモスを植えてみよう!

コスモスは園芸初心者でも簡単に育てられる植物です。チョコレートコスモスはやや難しいですが、苗を購入して育てれば十分に育てられます。コスモスは一年草がほとんどで一年で枯れてしまいますが、こぼれダネが落ちて翌年も同じ場所に花を咲かせてくれるんですね。なので毎年楽しめる植物だったりもします。

植え付け時期

種から育てる場合は3月ごろから夏にかけて種まきをします。日が短くならないと花を咲かせない遅咲きの品種は早く種を蒔き過ぎると草丈が高くなるので8月下旬ごろに種まきをすると良いでしょう。

苗を購入して育てる場合は春から秋にかけて植え付けます。花付きの苗が出回る秋はそのまま植え付けて花を直ぐに楽しむことができます。

植え方

種から育てる場合は水はけの良い土に元肥を軽く混ぜ合わせてから20~30cm間隔で3、4粒ずつ蒔いていきます。芽が出て成長してきたら込み合った部分を間引いていい苗を残します。

苗から育てる場合も元肥を混ぜ合わせてから植え付けてください。追肥は必要ありません。コスモスの原産地は乾燥した土地なので湿気を嫌います。植える場所は風通しの良い場所を選びましょう。

育て方

基本的にコスモスは丈夫なので手を掛け過ぎない方が良いでしょう。水を与えすぎると蒸れて枯れてしまうこともありますし、肥料を与えすぎると肥大化してしまいます。水は土が乾いたらたっぷりと与えましょう。霜に弱いので鉢植えにしている場合は温かい場所に移してあげると良いです。

鉢植えやプランターなどで寄せ植えをして育てる場合、あまり背が高くなると他の花との釣り合いがとれなくなります。そんなときは摘芯をして背丈を抑えます。花が終わったら花がらを摘むと長く花を楽しむことができるのでこまめに摘んであげましょう。

さいごに

コスモスは丈がかなり高く伸びるので育った花を切り花にして花瓶に飾るのもすてきです。コスモスのなんともさっぱりとしたようなあの葉が筆者は好きですね。最近の秋は清々しさがあまりないくらい暑い日々が続きますが、コスモスの花姿をみると涼しく過ごしやすくなってくる子供時代を思い出して懐かしく感じます。ぜひコスモスを植えてみてくださいね。


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