レザークラフト,菱目打ち

レザークラフトを始めよう!

レザークラフトって敷居が高いように感じますよね。私も今までそう感じていた1人でした。始めはハギレの革からでも十分です。ハギレを手に入れて小さなものから作ってみると、意外と自分にもできるもんだなと実感しました。丁寧にやっていけば難しいことはありません。あなたもレザークラフト、始めてみませんか?

革の種類について

それではまずはじめに革の種類をご紹介していきましょう。

動物の種類

動物の皮の種類によって革の見た目や柔らかさが違ってきます。

・牛革
牛革には牛の年齢や性別によってさまざまな呼び名の革があります。一般的によく使われる革になります。

・ピッグスキン
豚の革です。牛革に比べてやや柔らかい革になります。

・馬革
馬の革も牛革に比べて柔らかくお尻の皮の部分はコードバンと呼ばれるきめの細かい革になります。

・ゴートスキン
山羊の皮から作られた革です。

・シープスキン
羊の皮から作られた革です。きめが細かく独特の柔らかさです。

・鹿革
鹿の革は非常に柔らかいのが特徴です。

・ワニ革
クロコダイルやアリゲーターの皮から作られる革です。丈夫で独特の柄があります。

・オーストリッチ
ダチョウの皮で作られた革です。プツプツと突起した羽軸模様が特徴的な革です。

皮革の種類

レザークラフトで使う革のことを皮革といいます。皮革の種類には大きく分けて表面(銀面と言います)を使うものと裏面(床面と言います)を使うものとがあります。ほとんどが鞣されて銀面が表面として使われますが、床面を使うのはベロアやスエードいう革です。それでは簡単に皮革の種類の説明をしていきます。

・ヌメ革
タンニン鞣しが施された程よく硬さのある牛革で作られた革です。使い込むと味わいが出ます。

・銀付き革
クロム鞣し後、染色して仕上げた革本来の美しさが楽しめる革です。

・ガラス張り革
牛革をクロム鞣しにした後ガラスなどに貼り付けて乾かしてたあとバフして塗料染めされて作られた革です。

・ヌバック
銀面をバフして起毛させて仕上げられた革です。柔らかい風合いのある革になります。

・スエード
仔牛や山羊の革の床面をバフして滑らかに起毛させて作られた革です。

・ベロア
成牛革の床面をバフしてスエードよりも毛足が長く起毛させて作られた革です。スエードに比べると幾分荒々しい感じの革になります。

・エナメル
革の表面に塗膜を作り光沢のある仕上がりにした革です。

・型押し
高圧プレスで型を押して作られた革です。型にはいろいろな種類があります。

小銭入れを作る

今回はファスナーでL字に開閉できる小銭入れを作ります。取り出しやすく、ポケットに入れてもかさばらないので持ち歩くのに便利な小銭入れです。

材料

・革
・スエードの革ひも
・蝋引き糸
・ファスナー
・革用縫い針2本
・目打ち(もしくは菱目打ち)
・カッター
・金属製の定規
・カッティングマット
・チャコペン

作り方

1.まず革に型紙を当て、チャコペンで型を取ります。できたら定規を使ってカッターで型通りに切り取ります。曲線部分は裁ちばさみを使いました。(革を切るときは革包丁という道具を使って切るとかなりきれいにカットできるようですが、私はカッターばかり使っています。)

2.次に目打ちで縫い穴をあけます。私は型紙を縮小コピーをしているので手持ちの菱目打ちが合わずに目打ちであけましたが、菱目打ちであけても構いません。菱目打ちを使った方が縫ったときにきれいな仕上がりになります。

3.蝋引き糸で縫います。縫い始める前に、糸を針に固定するために糸の上に向かってジグザグに3針ほど刺します。そのまま針を引き抜いたら2本の糸をよく馴染ませましょう。これで縫うときに糸が外れずスムーズに作業ができます。糸の両側に針を取り付けて準備完了です。

4.右側にファスナーを縫い付けることになるので、まず左上の部分から縫い始めます。縫い方は始め1針刺したら、糸が針から左右同じ長さになるように引いて手前の針を1針目の部分に刺したらある程度引き抜き、通した糸を穴の後ろ側に引っ張って穴の手前の部分に裏側の針を刺して引き抜きます。両側から引いて縫い目の糸を調整します。

裏から刺した糸が手前から刺した糸の中に刺さってしまっている場合はきれいに引っ張れないので糸の中に針を刺さないように慎重に作業を進めましょう。

5.角まで縫い終わったらファスナーを取り付けます。ファスナーの先端をこのように縫い留めておくと縫い付けやすくなります。

6.左右にファスナーを縫い付け終わったら糸を止めます。止め方は、残り3目になったところで裏側の糸だけで最後の2目を刺します。表の糸は待機させておいてください。図(拙い絵でスミマセン)のように1~5の順番に針を刺していくと2目が刺せます。

7.表側で待機しておいた針を1目手前に刺してから刺した状態で針の先に裏側の6の図5で裏から表に刺した糸を1回巻き付けます。巻き付けてから糸を引くと穴の中で糸が結ばれます。

手前の糸も引っ張って縫い終わったら表側にある糸を裏に刺すのですが、このとき糸が出てきている穴から1つ後ろの穴までを目打ちを使って新たに穴をあけ、そこに針を通します。引き抜くときにボンドを糸に塗っておくと穴の中でくっ付いてくれます。

6.革紐をストレートステッチという編み方で縫っていきます。(編み方はまた別の機会に説明しますね。)これで完成です。

※今回は縁を長めに取って革紐でステッチをかけましたが、本来は2枚が繋がった状態でつくるのでこの部分は輪になっています。今回のように2枚で作りたい場合、蝋引き糸で普通に縫って作って作ることもできます。

コツ・ポイント

縫うときに糸は両側から同じ力で引くときれいな縫い目になります。穴に2本の糸を通すので通し終わった糸を後ろに引いて隙間を上手にあけながら縫うとスムーズに縫えます。縫いに関しては意外と簡単です。

きれいに仕上げたいと思ったら革を切るときに慎重に切ってあげるといいですよ。はさみで切ると簡単ですが、切れ目がガタガタになって美しくないです。カッターか、革包丁を使った方が格段にきれいに仕上がります。

special Thanks 
 cafe NAKANO
今回型紙を参考にさせてもらったcafe NAKANOさんのHPです。現在は型紙のダウンロードはできないようです。

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