キュボロ(cuboro)とは溝の付いた木の積み木のようなキューブ型の立体パーツを組み合わせて、ビー玉が通れるように道を作り上げて遊ぶ教具です。今とても人気で品切れが続いている店もあるようです。
将棋の藤井聡太さんが幼少期に使っていたとして話題になったキュボロはスイス生まれの子供のおもちゃです。スイス製のブナ材のみを使用した贅沢な作りになっています。
出典:https://www.amazon.co.jp/
キュボロのどういったところが子供の教育に良いのでしょうか。
それは…
キュボロは外からは見えない溝が内側に掘ってあるので空間認識能力が高まるとともに構成力や論理的思考が育つとされています。また、積み木を積み上げたり、ビー玉を摘んだりするので細かな手の作業が良い刺激にもなります。物事に対して取り組む姿勢を養うとともに、集中して成し遂げることのできる力も育みます。
クゴリーノとは溝の付いた長い道や、色のついたパーツなどが揃ったキュボロの入門セットです。キュボロのみで作り上げるよりも分かりやすいので小さなころから自分で遊ぶことができます。もちろんキュボロとの組み合わせもできるので始めにクゴリーノで遊ばせてあげて、慣れてきたらキュボロを加えるというのもいいですね。クゴリーノは円柱や三角柱が入っているので積み木として遊ぶこともできます。
キュボロは手の込んだ木製の教具ということもあり、値段が結構します。輸入品だからという理由もあるかもしれませんが購入にはちょっと考えてしまう金額ですよね。
自分の子供が積み木遊びが好きだったり、玉を転がして遊ぶようなブロック遊びが好きだったりするときっと遊んでくれるだろうなと思いますが、せっかく買ったのに遊んでくれないとなるとちょっと考えモノですね。もう少し手にしやすい値段だといいのですが、そこはやはりいいものを使って巧みに作り上げた玩具である証でもあるわけです。
自然派の教具であることや子供の想像力、考える力を育むことを考えると素晴らしい製品だと思います。やはりプラスチック製の製品にはない、手に持ったときの木の温もりや重み、組み合わせたときの肌触り、感触などは木製でしか得られないものがあります。
キュボロにはスタンダートと呼ばれる基本のセットと買い足して使うためのセットとがあります。少ないセットを買ってしまうと組み合わせ方が楽しめずワンパターンの形しか作れないようです。購入する際は何個入りになっているか確認すると良いでしょう。スタンダードのセットは54個積み木が入っています。
店によっては品薄状態で、高値で販売しているところもあるようです。探してみると定価で売っているところもありますから今すぐに欲しいのでなければじっくり吟味した方が良いです。これからのシーズンはクリスマスのプレゼントとして注文が殺到することも予想されますからますます手に入りづらくなるでしょう。
正規輸入品の商品はアフターフォローなどが充実していますが、キュボロは積み木という故障の心配などが無い商品ですから無理に高い正規輸入品を購入しなくても並行輸入品で十分だったりもします。初期不良が見つかったときは並行輸入品でも交換ができるようなので、細やかなサービスが無くても大丈夫という人であれば並行輸入品でも良いのかなという感じがします。(ただし説明書は英語です)
大人でもハマるほど楽しく遊べる教具というのはなかなかありませんし、子供が遊びながら知らないうちに学べる教具というのはとても心惹かれます。またキュボロは木製の優しい手ざわりと、木の香りが魅力的で、自然を身近に感じることができるのもいいですね。多少値は張りますが子供のこれからの成長に良い道筋を描いてくれるのにキュボロは良い教具ではないでしょうか。