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宿根草

宿根草は一度植えると根が土の中で生き続け、何年も花を咲かせる植物のことです。一度植えてしまえば植えっぱなしでも毎年咲いてくれるので、忙しい生活の中で潤いが欲しい方にはうってつけの植物です。

もちろん枯れた葉や花を摘んであげたり、切り戻し作業や球根であれば掘り起こして翌年植えるなどの手入れをしてあげれば長く、綺麗な状態で植物を楽しむことができますが、それすらもやる暇がない!!というような方でもガーデニングを楽しめる宿根草の植物は筆者もおすすめの植物たちです。

 サルビア


サルビアは赤い花がよく見られますが、赤い花のほとんどは一年草です。(中には赤い宿根のサルビアもあります)ですから花が終わると枯れてしまいますが、青い色のサルビアは宿根草になります。まとまって植わっている姿は圧巻です。

 アジュガ


サルビアによく似ている花で青い花が特徴的です。縦と横に広がって伸びるのでグランドカバーにも良く選ばれる植物です。

 シバザクラ


シバザクラは別名をフロックスと言い、地面に広がって育つので春のグランドカバーとしても有名です。花の色が豊富で、ピンクから青、白と選ぶ品種によってカラフルに庭を飾ることができます。

 チューリップ


チューリップはよく庭に植えられている定番の宿根草ではないでしょうか。本当は花が終わったら養分が蓄えられるまで待って掘り起こして、秋にまた植えなおして。

そうした手間をかければ毎年大きなきれいな花を咲かせてくれますが、植えっぱなしでも来年咲いてくれるんです。それには夏の蒸れ対策が大事。日光がカンカンに照り付けない、そして水はけの良い場所を選んで植えてあげてください。

 ラナンキュラス

ラナンキュラス
球根植物ではラナンキュラスもおすすめです。重なった花びらがとても可憐で美しい花を咲かせてくれます。花色が多いのも特徴の一つです。秋に球根を植え付けます。

チューリップ同様夏をいかに越せるかが大事になってきますので日光が程よく当たり涼しい場所に植えてあげるとよいでしょう。

初夏

 ジギタリス


縦に長く育つジキタリスは庭の主役となる植物です。何本か群生的に植えて迫力を持たせるとインパクトがあります。背の高い植物は庭の後ろの方に植えると背の低い植物の邪魔にならず見栄えが良いので、植える位置をよく吟味したいですね。

 デルフィニューム

デルフィニューム
ジキタリスに似ている背の高い植物では、デルフィニウムも宿根草になります。青く、ジキタリスよりもフワフワと揺れるスカートのような形の花が特徴的です。

 ゲラニウム

ゲラニウム
ゼラニウムとよく似た名前ですが、ゲラニウムはフウロソウ属に属しており、ゼラニウムはペラルゴニウム属に属していて、花の付き方や葉の形などが異なります。

ゲラニウムの品種の中でも一年草は多年草の種類のものもありますので、長く楽しみたい場合は宿根草のものを選ぶ必要があります。一輪ずつ咲いた様はとても可憐です。

 マーガレット


マーガレットは育てやすく長く花を楽しめることが特徴です。同じキク科でマーガレットよりも丈が短く一面に広がって咲くエリゲロンもおすすめです。

 ホリホック


空に向かって真っすぐに茎をのばし大輪の花を付けるのはホリホックと呼ばれるアオイ科の植物です。和名のタチアオイとしても有名な植物で、夏の訪れを告げてくれます。

 ユリ


花の王様といっても過言ではないユリですが、球根植物なので毎年花を咲かせてくれます。ただし、葉や蕾が虫に食われやすいので育ってきたら虫除けを散布してあげると綺麗な花を咲かせてくれるでしょう。

 エキナセア


中央の花弁が盛り上げっているのが特徴的なエキナセアですが、その花姿は中央から外側に向けてグラデーションが掛かったように美しいです。花色も豊富で夏の花壇を一層華やかにしてくれます。

 ランタナ


日差しを浴びて元気に咲くランタナは夏の暑さにも負けず元気に咲いてくれる植物です。水やりの必要もほとんどなく手間が掛かりません。

 キンギョソウ


キンギョソウは金魚が泳いでいるような花が特徴的な植物です。多年草が多いですが中には宿根草のものもあります。

 ベロニカ

ベロニカ
縦に伸びたスマートな立ち姿が美しい植物です。こうした縦のラインを強調してくれるような花があると花壇に動きが出てきます。こんもりと咲く花々と一緒に植えてその立ち姿を楽しんでください。

 リアトリス


ベロニカによく似ていますがベロニカが下から順に花を咲かすのに比べ、リアトリスは上から順に花を咲かせていきます。よく生け花にも用いられる縦ラインの美しい花です。

 プリムラ


品種改良が目まぐるしいプリムラは冬の庭には欠かせない植物と言ってもいいかもしれません。花色が豊富で、八重咲でバラのように可憐に咲くものもあり筆者も大好きな花です。

そんなプリムラの中でも宿根草で長く楽しめる品種は原種に近い品種たち。白や黄色、淡いピンクなどの花色が多いです。

 ビオラ


ビオラは冬の定番植物ですが、そのほとんどが一年草や多年草で根が残りません。そんな中でビオラの原種は元々宿根草であったこともあり、その特性をもつ宿根草のビオラも出回っています。

そのほとんどが素朴な花姿をしていますが趣があり冬の寂しい花壇に色を添えてくれます。夏の暑さには弱いので直接日差しが当たらない半日陰になるところに植えるのがおすすめです。

 クリスマスローズ

クリスマスローズ
うつむき気味に咲くクリスマスローズは冬の花の無い時期に庭を鮮やかにしてくれます。植えていると株がどんどん大きくなるので、ある程度大きくなったら株分けをします。

グリーン

花ばかりではなく程よくグリーンを入れることで落ち着いたオシャレな庭になります。宿根草のグリーンなら、毎年葉を茂らせてくれるので植え替える必要もなく、庭植えであれば手入れも特に必要ないものが多いのでおすすめです。

 ギボウシ


庭作りにギボウシは欠かせません。ただ、ギボウシは寒くなると葉が枯れてしまいます。そういう点から、冬になると植えている部分がぽっかりと開いてしまうので、他の植物と上手に配置して植えることが大事です。

 リシマキア

グランドカバーとしても用いられる植物ですが、色の違いや斑入りのものなど多くの品種があります。お気に入りのものを見つけるのも楽しいですね。リシマキアは少々踏まれても成長し続ける強い植物なので人が歩くような場所でも植えることができます。

 コクリュウ(黒竜)

リュウノヒゲの黒いバージョンです。コクリュウを植えると非常に趣のある庭になります。植えっぱなしでも大きく成長しすぎることもなく庭に良いアクセントを加えてくれる名脇役です。

 ブルンネラ

ハートの葉が特徴的なシルバーリーフです。半日陰の湿り気のある土を好むのであまり日の当たらない木の根元などに植えるとよく育ちます。風通しが良すぎると土が乾いてしまうので、植える場所には気を付けたいですね。

手間が掛からない、とは言っても…

宿根草は手間が掛からず放っておいても大抵は元気に育ってくれますが、やはり夏場の水やり。それから植物の好む土の状態にだけは注意を払ってあげる必要があります。

梅雨が明けると途端に暑くなりますから、少なくても2、3日に1回くらいは水をあげないと地植えをしていても土が乾燥してしまい植物たちが枯れてしまいます。その点は注意が必要です。

また、日陰を好むもの、直射日光が当たっても平気なもの、植物によってさまざまなので、日陰を好む植物は並べて植える際に低木や丈の高い植物の下に植えてあげたり、壁側に植えるなどして直接日光が当たらないよう工夫をしてあげると良いでしょう。

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