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テーブルセッティングはパーティーを盛り上げてくれると共に料理を美味しく見せてくれ、会話を弾ませてくれる重要な要素です。上手にテーブルセッティングを行って家族や友人と楽しいひと時を過ごせるといいですね。

テーブルに敷くもの

テーブルに敷くものはテーブルリネンと言い、セッティングを行う際に始めに選ぶアイテムです。

テーブルクロス


テーブルの形やシーンに合わせてサイズはさまざまです。デザインや色で雰囲気が随分と変わってきます。シックにしたい場合は厚手の生地を、ナチュラル感のあるセッティングにしたい場合は柔らかい生地を選ぶと雰囲気に合ったテーブルクロスになりやすいです。

テーブルクロスを2重に敷いてみたり、四角いテーブルの四隅を出すように敷いてみたりと、さまざまな演出ができます。

テーブルランナー


テーブルランナーは装飾の意味合いの強い敷き物で、テーブルランナーを敷くだけでおしゃれな雰囲気を作ることができます。

テーブルランナーも2重にし、柄違いや色違いにして楽しむことができます。また、テーブルランナーは机から垂らすか垂らさないかでも印象が違うので、エレガントにしたい場合は垂らして、スマートにしたい場合は丁度天板に合う長さのものにしてみるなど、長さを工夫してみるといいでしょう。

テーブルマット

一人一人の前に敷かれるのがテーブルマットです。ランチョンマットとも呼ばれますが、これだけでテーブルセッティングをするという人もいるのではないでしょうか。

テーブルに敷くもの、特にテーブルクロスやテーブルランナーは大きな範囲を締めますから、シーンやパーティーに合わせた色選びをしたいですね。

イベントごとで言うなら、例えばひな祭りであればピンクを基調にしたり、若葉の薄緑色や桜のブリントがある生地のクロスにしたり、着物のかさねの色合わせのようにクロスを何枚か重ねてひな祭りらしさを演出してもいいですね。

敬老の日のお祝いとなれば逆にシックな色合いでまとめてみたり、麻の織物を使ったクロスなど、生地の風合いにもこだわってみたいです。

お皿のセッティング

テーブルにセッティングを行うときは

テーブルクロス
  ↓
お皿
  ↓
ナイフ・フォーク・スプーンなど
  ↓
グラス
  ↓
ナプキン
  ↓
装飾品
の順序に並べていきます。

お皿の位置はテーブルから3cm、ナイフとフォークをお皿の右左に置くのですが、その幅もお皿から3cmの場所に置くのが基本です。

グラスは右上や中央上に置きます。カトラリーの近くに置かないようにしておくと使いやすいです。特に右上に置くときにはナイフを手にしたときに当たってグラスを倒さないような位置に置いておきましょう。

グラスの置き方にも決まりがあり、並べる順番はシャンパングラス、白ワイン用のグラス、赤ワイン用のグラス、水用のグラスという風に置いていきます。

お皿を重ねる


フランス料理ではお皿が重ねて使われているのをよく雑誌やテレビなどで見かけます。これには意味があり、下に敷かれたお皿をアンダープレートと呼び、座る位置を決めるために置かれています。

このお皿には他にも意味があり、単純に飾りとしての役目もありますが、アンダープレートが置かれているうちはまだメインディッシュの料理が出ていないという意味があるので、前菜の間はずっと下に敷かれていて、メインディッシュが出される前に食事を終えたお皿と一緒に下げられます。

色や柄で遊びごごろを

お皿には真っ白なものと無地の色付きのモノ、縁に模様が付いたもの、全体的に柄の入ったものなど色々な種類があります。シンプルにもてなすのであれば白いお皿や金や銀の柄のみが縁に入ったようなお皿を組み合わせて使うといいですね。

おしゃれにもてなすのであれば、こっくりとした色使いのお皿と柄の入ったお皿とを組み合せて使ってみたりと、招くお客の雰囲気に合わせてや行事ごとに合わせてみたいですね。

ナプキンの置き方

テーブルリネンの1つであるナプキンは一般的には皿の上か、フォークの左に置くのがルールとなります。

巻いて

ナプキンを巻いて置く場合は、ナプキンリングに通して巻きます。このリングにもこだわって選びたいですね。金属製のものは重厚感があり、落ち着いた面持ちのセッティングになります。他にも木製のものや、ビーズを束ねたもの、アクリル製のものなどがあります。

個性的なリングを選べばセンスのいいテーブルセッティングにできるのがナプキンリングの嬉しいところです。

たたんで

シンプルに四角く折りたたんで置くナプキンは主張こそないものの、お皿の上に置かれたナプキンの上にさまざまな飾りつけができるので、行事ごとにオーナメントを選んで置いてみるといいですね。もちろんナプキンだけのセッティングでもOKです。

立体的に


折り紙を折るようにナプキンを折ってから立体的に広げて、ナプキンをアート作品のように飾る手法はインパクトがあり、おもてなしの際にゴージャス感を演出できるセッティング方法です。

フォークやナイフ類のセッティング


先程も少し触れましたが、フォークやナイフはお皿から3cm離した場所に置くのが一般的です。

フォークは左、ナイフは右

フォークやナイフ、スプーン類はカトラリーと呼ばれますが、カトラリーは使う手の位置にそれぞれ配置するのが基本です。前菜からオードブルデザートまであるコース料理だと、それぞれの料理で使うカトラリーが違いますので、使う順番に外側から内側へフォークは左、ナイフは右とセッティングしていきます。

料理の途中で出されるスープ用のスプーンは右側に、料理の順番になるので、前菜でナイフを使う場合はナイフとナイフの間に置かれることになります。デザート用のカトラリーは左右に置くのではなく、アンダープレートの上に横向きにナイフは下にフォークは上に揃えて置きます。このときナイフとフォークの柄を互い違いに置くのがポイントです。

テーブル用とデザート用のカトラリーのサイズ

テーブル用のカトラリーはデザート用のカトラリーに比べてひと回り大きく、日本の家庭でよく使われているスプーンやフォークはデザート用のカトラリーのサイズになるので少し使いづらく感じることもあります。自宅でちょっとしたホームパーティーをしたり、家族で楽しむのであればデザート用のカトラリーを使った方が食事がしやすいです。

華やかに飾る

センターピースをテーブルランナーの上に飾ったり、丸テーブルの中央、お皿の上やナプキンの上などを華やかに飾り付けてテーブルセッティングの仕上げを行います。

※センターピースとはテーブルの中央に飾るもののことで、高さのあるものを置くことが基本です。

花を飾る


やはり、花があると華やいだセッティングになります。テーブルフラワーと言って、グラスよりも低い高さで生けると向かい合う人との妨げにならずに飾ることができます。パーティーの席ではラウンドやホリゾンと呼ばれるアレンジ方法がよく用いられます。

飾る花は花粉が飛び散りにくいもので、季節に合わせた花を選ぶのが良いでしょう。ユリを飾るときは雄花を取り除いたりもします。

フルーツを飾る

花の花粉が苦手だという人や花を生けるのが苦手という人はフルーツを飾るという方法もあります。フルーツには鮮やかな色のものが多いので、テーブルフラワーの代わりになります。

シーンに合わせた小物を飾る


クリスマスのテーブルセッティングであればキャンドルをよく飾りますが、さりげなくこんな風にクリスマスツリーにつるすクリスマスボールを飾ってみたり、松ぼっくりやサンタクロースの置物などを飾ってもクリスマスらしさが出ますね。


木の実を飾ってみたりしてもすてきです。クリスマスにはリースを作ってその輪の中にキャンドルを飾れば手軽にキャンドルのフラワーアレンジにも早変わりします。


テーブルセッティング
子供たちと一緒ならぬいぐるみやおもちゃなど、食事に支障のない程度に飾り付けるのも面白いです。カラフルな色使いでにぎやかな雰囲気にするのも楽しいものです。

テーブルセッティングと聞くとかしこまった形式を気にしてしまいがちですが、皆が楽しめる食事の席にするのが一番の目的ですから、基本の形を念頭に置きながらも楽な気持ちでやってみてください。



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